拠点防衛施設である前哨についてその効果を考えてみました。
資源を全て等価だとすると、前哨1と長槍兵3はほぼ同コストだといえます。 IIの時代のカードでも前哨2と長槍兵8がありますが、これらを比較するとどういう結果になるのかを大まかに計算してみました。 ユニットデータ 前哨 HP2000 攻撃力30 長槍兵 HP120 建物攻撃力32 ケース1)前哨1vs長槍兵3の場合(資源的にほぼ等価) 前哨1が長槍兵を1人倒すまでに4回の攻撃が必要です。 つまり、長槍兵1が死ぬまでに前哨に与えるダメージは128だとすると・・・ 長槍兵3が前哨に与えるダメージは128x(3+2+1)=768となり前哨の勝ちです。 ケース2)前哨2vs長槍兵6の場合(資源的にほぼ等価) 前哨2が長槍兵を1人倒すまでに2回の攻撃が必要です。 つまり、長槍兵1が死ぬまでに前哨に与えるダメージは64だとすると・・・ 長槍兵6が前哨に与えるダメージは64x(6+5+4+3+2+1)=1344で前哨の勝ちです。 ケース3)前哨2vs長槍兵8の場合(カード的に等価) 前哨2が長槍兵を1人倒すまでに2回の攻撃が必要です。 つまり、長槍兵1が死ぬまでに前哨に与えるダメージは64だとすると・・・ 長槍兵8が前哨に与えるダメージは64x(8+7+6+5+4+3)=2112で前哨1が破壊され、残りは長槍兵2vs前哨1となります。 残った前哨1が長槍兵を1人倒すまでに4回の攻撃が必要です。 つまり、長槍兵1が死ぬまでに前哨に与えるダメージは128だとすると長槍兵2が前哨に与えるダメージは128x(2+1)=384で前哨の勝ちです。 同様に資源的にほぼ等価と考えられる前哨1vs擲弾兵2を比較しても前哨の勝利となります。 逆に前哨1を破壊するのに必要な長槍兵の数は何人かを考えてみると・・・ 前哨1が長槍兵を1人倒すまでに4回の攻撃が必要です。 つまり、長槍兵1が死ぬまでに前哨に与えるダメージは128だとすると長槍兵aが前哨に与えるダメージは128x(a+1)xa/2>2000でa>5.xとなり、長槍兵6人で前哨1を破壊することができる計算となります。 つまり、前哨は長槍兵3人分のコストで長槍兵6人分と同じくらいの働きをしているということになります。 これは、前哨が防衛施設として非常に優れたものであることを表していると思います。 しかし、誰にでも前哨が簡単に崩れ去ってしまった経験があると思います。 それは、前哨の力を過信していることが原因だと思います。 資源として、わずか長槍兵3人程度の前哨が長槍兵10人を打ち倒すことができる筈がありません。 敵が資源800を使用して長槍兵10人で攻めてきたのなら、こちらは資源750の前哨3で迎え撃てば撃退できるはずです。 ・前哨のコストパフォーマンスは非常に高い(長槍兵と比べると倍程度の働きをする) ・資源としては長槍兵3人分程度でしかないので、前哨に頼り過ぎない 以上を理解して前哨を上手に利用すればラッシュを撃退し、カウンターを決めることができるのではないでしょうか。
by jorneal
| 2006-02-21 21:16
| 戦略考察
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